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明日香のいえ No.1

古民家改修

木造2階建て

施工:なごみ建築工房

あるべきカタチに戻す

まず、不自然な増築部を撤去する。
壁や天井を取外し、元の柱や梁を見せる。
不釣り合いなアルミサッシも取外し木製建具に戻す。
これだけでも、随分と良くなる。

築51年の古民家改修である。
柱や梁は古材を利用して建てられたようである。
建てられた時代の家族写真があり
当時の様子がうかがえる。
門屋や浴室を無理に増築してあるため
不自然さが残る。
1階内部は化粧合板を貼られていたが
つし2階は当時のままの姿で残されていた。

古いモノを利用する

古い柱や梁は根継ぎや埋め木をして補強しながら、徹底して見せる。
職人の技や苦労が良く分かり、家を大切にする。
古い建具は凝った意匠の良いものが多く、捨てずに再利用する。
リビングのテーブルはこの家の衝立を再利用している。

暮らしを楽しめる家

旅行先で買ったもの、写真や好きな絵、趣味のものが増えてくる。
そんなモノを飾れる棚がひとつあるだけで、暮らしは豊かになる。
ソファーで珈琲を飲んだり、好きな音楽を聴いたり、本を読む。
料理をしたり、お風呂に入ったり、当たり前の生活を楽しむ家。

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